中川の里 介護福祉士
髙橋 沙生子(たかはし さきこ)さん 上級
――活かすケアとの接点は?
髙橋
先輩スタッフから「活かすケア認定を受けてみないか」といわれ、基本の初級コースから受講したことがきっかけです。その後、中級・上級コースを受講する機会をいただきました。
新しい利用者様のADLを確かめるのにも活用
――学んでいて 役に立つことは?
髙橋
お風呂でご利用者さまに衣服を渡して着替えてもらう時や、食事介助で最初から介助するのではなく、まずは自分で試して食べていただくなど、日常のささいなことで活用しているかと思います。
出来ることが発見されると、少しうれしいです。
また、新しく施設に入所されたご利用者さまのADL(日常生活動作)を改めて確認することにも使ったりしています。
――活かすケアを学んでいて難しい部分は?
髙橋
ご利用者さまによって、例えばベッドでの起き上がりの際、柵の掴み方や位置によって、力の入り方が違う事があります。
そのような細かな部分を注意し、どのようにしたらご利用者さまの力を活かせるのか、ということを見つけることがなかなか難しいと感じています。
――活かすケアをなぜ続けられる理由、その源は?
髙橋
食事や着替えなどの、普段の生活で活かすケアを取り入れる、という感じなので、特に「活かすケアをするぞ」と特に意気込んではいないです。
ただ、活かすケアを継続するために、ご利用者さまの強みに着目して、やっていただこうという考えになることが大切なのではないかと思います。
――今後の目標は?
髙橋
初級を合格したスタッフは何人かいますが、それを実際の介護で活用できているかというと、まだまだだと思います。
スタッフに直接携わり、普段の介護業務で活かすケアを活用できるようにすることを目標にしています。